信州花暦 ( ルクリア )
園芸研究家 矢澤秀成さん
ルクリア
夏の思い出 2020.8月放送
東京で子供時代を過ごした矢澤さんの夏の思い出は・・・
夏休み、電線に50匹ぐらいとまっている赤とんぼを一網打尽にする方法を考えていらしたそうです。
また、小学校3年生の時に担任の先生から
『矢澤くんは花と小動物が大好きだから』とファーブル昆虫記をもらい、熟読されたそうです。こういう昆虫のことをどうやって調べるか・・・この本から解析方法を学び、それが植物の研究へとつながり・・・矢澤さんの今があるそうです。
今年は、コロナウイルスの影響でとても短い夏休みとなりましたが、お子さんたちも素敵な夏の思い出を作れたでしょうか?
彼岸花
朝晩は少し涼しくなり、秋の気配が感じられるようになりました。
彩が少ない季節となりますが、7月下旬頃から彼岸花を見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
彼岸花には7月下旬~8月上旬に咲く種をつける種類とちょうどお彼岸の頃に咲く種をつけない種類があります。
昔は死者を土葬していたので、死者にモグラなどが近づかないように球根に毒のある彼岸花を墓地に植えたということです。
同様にお米を守るために田んぼにも彼岸花が植えられていました。
ルクリア
敬老の日のプレゼントに『ルクリア』はいかがでしょうか?
2011年に矢澤さんが作られたルクリアの『リメイク』があります。
リメイクの意味は『復興』です。東日本大震災で被害にあった生産者のために
矢澤さんが作った品種です。
1年目は鉢植えで・・・2年目は草丈が2メートルぐらいになりますので、切り花として楽しむこともできます。
矢澤 秀成さんからのメッセージ
年々厳しい残暑が続き『秋らしさ』がないまま急に寒くなり冬を迎えることが多くなりました。
暑さや寒さから植物を守るため、屋内に入れて育てるのか・・・そのまま屋外に置いておいても大丈夫なのか・・・しっかり見極めて管理をしてあげましょう。
そして、食欲の秋です!!
ブドウ狩りなどで戸外に出かけて収穫の喜びを味わいましょう。