信州花暦 ( 金のなる木 )
園芸研究家 矢澤秀成さん
金のなる木
2020.9月放送
9月下旬になり、ようやく涼しくなってきました。
お月様がきれいに見える季節です。
時には夜空を見上げたり、地面の花にも目を向けてみましょう。
秋に咲く花
10月は花の出荷量が多くなります。
秋に咲く花で何が好きか?というランキングがあり、1位は皇帝ダリア2位はカルーナ3位はカランコエでした。
みなさんはどんな花が好きですか?
金のなる木
多肉植物に『金のなる木』があります。葉っぱがコインのような形をしており、挿し木や葉挿しもでき、とても育てやすい植物です。
矢澤さんのご実家で育てていた金のなる木の鉢植えが15年ほどで1メートル50センチぐらいまで育ち、大きく重くなり過ぎてついには床が抜けてしまったそうです。『金のなる木』ならぬ『金のかかる木』になってしまったとか・・・
あまり大きくなり過ぎると移動させることも困難になるので、50cmほどに育ったら、切って新しく挿し木をして更新していくことが良いようです。
金のなる木は小さな白い花も咲かせます。是非お花も楽しんでみてください。
10月の園芸作業
10月は土づくりや冬を越す植物の植え込み、球根の植え付けなどがありとても忙しいシーズンです。
水やりは、夏の水やりとは違い土の状態を良く見て、土の表面が乾いたらあげるようにしましょう。ちょっと控えめぐらいの方が、根っこをよく伸ばしてくれます。
矢澤 秀成さんからのメッセージ
日が短くなってくると何だか気持ちも寂しくなってきますね。
人も植物も冬の厳しい寒さに挑む準備が必要です。
この時期に植え付けるものは、できるだけ早く植えて寒さが厳しくなる前にしっかりとした根をおろすことができるようにしてあげましょう。
植物や紅葉をホソメ(矢澤さんのニックネーム)でニコッと笑って楽しんでくださいね!!