信州花暦 ( シクラメン・ポインセチア )
園芸研究家 矢澤秀成さん
シクラメン・ポインセチア
2020.12月放送
皆さんは12月のお花・・・というと何を思い浮かべるでしょうか?
この時期には街角や園芸店などで、シクラメンやポインセチアをよく見かけますね。
シクラメン
昔は6号鉢(直径18cm)のシクラメンが主流でしたが、最近はどんどん鉢の大きさが小さくなり、今年は3号鉢(直径9cm)のシクラメンが流行っています。
これは、元々小さくつくられたガーデンシクラメンとは違い、大きな鉢に植えてあるシクラメンと同じ種を使い、小さな鉢で育てたものです。
ブルー系(青紫)や八重咲きなど個性豊かな品種がそろっています。
皆さんも、この小さくて気軽に飾れるシクラメンを園芸店などで探してみてくださいね。
《 シクラメンの管理 》
シクラメンの管理のポイントとしては、まずは冬でも週に1~2回は水をあげること。
日中は、陽の当たる窓辺に置くこと、そして夜間は部屋の奥の方に置いてあげること。
そして、もう1つは葉っぱをよく触ってやることで、葉の成長がおさえられ花に栄養が行くようになり、同時に葉っぱのホコリなども取ることができます。
ポインセチア
ポインセチアは本来12月末ぐらいになるとようやく綺麗な色がついてくるのですが、短日処理をすることによりクリスマスの時期には綺麗に色付いた状態で販売されています。ですから、翌年何の処理もせずに育てるとクリスマスになってもまだ葉っぱが緑色・・・なんてことも起こってしまいます。
ポインセチアにも色々な色があります。
赤・白・ピンク・オレンジなど・・・
花が少ないこの時期にお部屋の彩に置いてみるのも良いですね。
矢澤 秀成さんからのメッセージ
寒さがますます厳しくなってきました。
今シーズンは積雪が多い予報も出ています。庭木や植物に雪が積もったら、やわらかな新雪のうちにたたいて落としてあげましょう。
水やりをする場合は、朝早くだと凍り付いてしまうので、日中霜や氷が融けてからあげるようにしましょう。