信州花暦　（　剪定　）
　　
　　　　　　　　園芸研究家　　矢澤秀成さん

　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２１．２月放送

　ポカポカと暖かな日があったかと思うと、また厳しい寒さが戻ってきたり・・・この時期は服装にも困ってしまいますね。それでも暖かな春はすぐそこまで近づいてきています。

　2月は落葉樹の剪定の時期です。軍手やヘルメットなどの身支度をしっかり整えてから選定作業をしましょう。

　木の枝をよく見ると、もう花芽や葉芽がついています。剪定の基本として花芽と葉芽の区別をしっかりして、良い枝を残し不要な枝を切ります。

例えば並行枝の場合はどちらか1本を切ります。木の中心側に向かって伸びている逆さ枝も切ります。その他、枯れた枝や徒長した枝も切ります。

　慣れるまでは少し難しいと思いますが、たくさん経験を積んで失敗を重ねていくうちに、どの枝を残しどの枝を剪定すれば良いのかわかってきます。

　皆さんも失敗をおそれずに庭木の剪定にチャレンジしてみてください。

　剪定にはのこぎりや剪定バサミを使います。のこぎりを使用した後はおがくずをきれいに洗い落として油を塗ってからさやにしまいましょう。おがくずがついたままにしておくとすぐに刃が錆びてしまいます。


《　第21回　ハナウタコンサート　》

　3月2日（火）に松代文化会館にて第21回
ハナウタコンサートが開催されます。
（Hana-Uta ~flower songs~ ハナウタ VOL21　１３：１０開場）

　お花の解説を矢澤秀成さんが・・・そしてそのお花にちなんだ歌を清水学さんが歌います。

　心を癒され温まりたい方は花うたコンサートに足を運んでくださいね。

　　詳しくはこちらからご覧ください

　立春も過ぎ、暖かな春はすぐそこまで来ています。コロナももう少し落ち着いて心穏やかに春が迎えられると良いですね。
　でも、まだ油断は禁物です。春先にどか雪が降ることもありますので、庭木や植物を雪の被害から守ってあげてくださいね。