信州花暦 ( 信州花フェスタ2019・水芭蕉 )
園芸研究家 矢澤秀成さん
信州花フェスタ2019・水芭蕉
2019.3月放送分
全国から桜の便りも届くようになり、いよいよ園芸作業が楽しめる
シーズンとなりました。
この時期に大切な作業として、土作りがあります。
よく石灰と堆肥を同時にまく方がいらっしゃいますが、石灰と堆肥のチッソが
反応してしまうので、できれば石灰をまいたら1週間空けて堆肥をまくようにしましょう。堆肥をまいた2週間後位に苗の植え付けができると良いでしょう。
信州花フェスタ2019
4月25日(木)~6月16日(日)まで松本平広域公園をメイン会場・国営アルプス安曇野公園をサブ会場として信州花フェスタ2019が開催されます。
様々なガーデンやイベントもありますので、是非訪れてみてください。
矢澤秀成さんは、サブ会場のアルプス安曇野公園(大町)のシェードガーデンやアルプス安曇野公園(堀金)の入り口にある植栽などを担当されたそうです。5月1日(水)には趣味の園芸フェアも開催されますので、是非足を運んでみてください。
詳しくはこちらから⇒ 信州花フェスタ2019
水芭蕉
これからツツジ・バラ・シャクナゲ・水芭蕉など春を代表する様々な花が咲きはじめます。信州は寒いからこそ、その厳しい寒さに耐えた植物が綺麗な花を咲かせます。
奥裾花自然園は水芭蕉やブナの原生林でよく知られています。
矢澤秀成さんは、数年前に鬼無里の奥裾花自然園を訪れるまでは、尾瀬の水芭蕉が日本一だと思っていたのですが、ここの水芭蕉の群生を見て、『これが本物だ!!』と思ったそうです。
奥裾花自然園には樹齢300年以上とも言われるブナの原生林があり、このブナが日陰を作ったり、葉を落とし堆肥となることにより、とても立派な(大きな)水芭蕉が育つのです。
4月下旬~5月下旬位までが見頃となりますので、是非訪れてみてください。
本当はあまりたくさんの人に行って欲しくない・・・と思うほど、大切にしたい場所でもあります。
詳しくはこちらから⇒春の水芭蕉と新緑のブナ林
矢澤 秀成さんからのメッセージ
芽吹きの季節となりました。
植物の力強い芽吹きを観察し、
『これはどんな花を咲かせるのだろう?』と想像し、
パワーをもらいながら新緑の季節を楽しんでくださいね。