信州花暦 ( 薬 草 )
園芸研究家 矢澤秀成さん
薬 草
信州花フェスタ2019が閉幕しました
4月25日(木)~6月16日(日)まで松本平広域公園をメイン会場・国営アルプス安曇野公園をサブ会場として開催されていた『信州花フェスタ2019』が閉幕しました。
矢澤秀成さんは、サブ会場のアルプス安曇野公園(大町)のシェードガーデンやアルプス安曇野公園(堀金)の入り口にある植栽などを担当されました。
2年以上前から色々と準備をされてこられたのですが、今回作られた花壇を一過性のものではなく、ここから1年・2年・・・10年と大事に守り育てながら、次の世代に伝えて行って欲しい・・・とおっしゃっていました。
薬 草 2019.6月放送
梅雨まっただ中のこの季節は、皆さんも雨の合間をぬって毎日草むしりを
されているのではないでしょうか?
今回は薬草のお話しです。
皆さんあまりご存知ないかもしれませんが、実は皆さんの身近にもたくさんの薬草が
あります。
例えば、ドクダミ・オオバコ・センブリ・アザミ・たんぽぽ・スギナ・ビワの葉・カキの葉なども薬草です。
薬草は少量とると薬となりますが、量をとり過ぎると逆に身体に悪く
毒になってしまいます。
ぎんなんも一度に5粒ほどだったら身体に良いのですが、摂りすぎは良くないそうです。薬草を摂取する時は、よく調べてから適量をとるようにしましょう。
また、山菜などもそうですが良く似た植物で食べてしまうと食中毒を起こしたり、場合によっては死に至るものもありますので、採りに行くときには事前に図鑑を広げてその植物の特徴をよく調べてから行くようにしましょう。
≪ 7月の園芸作業 ≫
高温でじめじめとした今の時期は、植物が最も病気にかかりやすい時です。また、人間もこの高温多湿の時には熱中症を起こしやすくなります。
園芸作業中、気分が悪くなったり、意識を失った時に一人では大変なことになってしまうので、必ず複数で行うようにしましょう。
矢澤 秀成さんからのメッセージ
これからの季節は、雷雨などで突然強い雨が降り出すことが多くなります。大雨が降りそうな時には、大事な鉢は軒下に避難させて守ってあげてくださいね。