信州花暦 (落ち葉・腐葉土)
園芸研究家 矢澤秀成さん
落ち葉・腐葉土
2021.11月放送
落ち葉・腐葉土
10月に入ると桜の葉が落ちはじめ、その後11月になるとコナラ・ケヤキ・クヌギなども葉を落としていきます。
落ち葉をたくさん集めると腐葉土を作ることができますね。
集めた葉をふるい等も使いながら細かくして、ヌカを混ぜると腐りやすくなります。そして月に一回はかき混ぜてあげるとよい腐葉土ができます。
朴(ホウ)の葉や柿の葉は葉に厚みがあり、抗菌作用もあるのですが、これらの葉は腐りにくいので腐葉土作りには不向きです。
朴の葉でキツネのお面を作ったり、イチョウやもみじの葉にペイントして
ハンコ遊びをするなど、お子様と一緒に遊んでみるのも楽しいですね。
落ち葉と言うと焼き芋を連想される方も多いと思います。
すぐに集めた落ち葉で焼き芋をしたいところですが、焚火をする時には
消防署への届け出も必要になりますのでお気をつけください。
≪ 園芸作業 ≫
霜がおり、初雪の便りも聞かれる季節になりました。
集めた落ち葉を庭の木の根元に敷き詰めてあげたり、雪囲いや雪つりなどをして植物を雪や寒さから守ってあげましょう。
矢澤 秀成さんからのメッセージ
園芸作業をする時には温かな格好をして風邪をひかないように気を付けてくださいね。