信州花暦 ( アサガオ・ヒマワリ )
園芸研究家 矢澤秀成さん
アサガオ・ヒマワリ
アサガオ・ヒマワリ 2019.7月放送
今年の梅雨は雨が多く、本当に梅雨らしい梅雨となりました。
日中は気温が上がっても、夜間温度の低い日が多かったので、野菜や
植物の病気が増えたり、成長にも影響を与えました。
花等の病気を防ぐには、枯れた葉や花がらを常に取り除くこと、そして
根元の風通しをよくすることです。
夏休みに入ったお子さんも多いでしょう。
夏休み・・・と言えば小学校1年生でアサガオを育てた方が多いかと
思います。
皆さんはどんな鉢でアサガオを育てましたか?
30代の方はプラスチックの鉢でしょうか?
40代半ば以上の方は素焼きの鉢で育てたのではないでしょうか?
素焼きの鉢とプラスチックの鉢の違いですが、素焼きの鉢は空気を通す
ので根のはりが良いです。一方プラスチックの鉢は根のはりが少し悪くな
ります。
また、扱い方によって素焼きの鉢は割れてしまうこともあります。
プラスチックの鉢は丈夫です。
昔は割れやすい素焼きの鉢を大切に使い、次の1年生へと引き継いだ
ものです。
今の子どもたちにも素焼きの鉢を使ってもらい、物を大切に扱う心を
培ってもらいたいですね。
アサガオを育てるポイントは、日なたに置き、水やりは朝行いましょう。
そしてツルは少し支柱に巻きつく手助けをしてあげましょう。夏休み中、
お家の人とじっくり観察してみましょう。
夏の代表的な花と言えばヒマワリですが、最近は小さな花がたくさん咲く
品種が流行っています。
黄色・クリーム色・チョコレート色などの花を咲かせるものもあります。
これらの花が小さい品種は種をつけません。種がつかないので次々とたく
さんの花を咲かせることができるのです。
昔ながらのジャイアントヒマワリもあります。
こちらは種をつけるので種の色やシマシマ模様の違いを観察してみるのも
楽しいですね。
矢澤 秀成さんからのメッセージ
夏休みは戸外でたくさん遊んで楽しい思い出をたくさん作ってもらいたい
ですが、外に出かける時には帽子をかぶり首には濡れタオルを巻き、水分補給用の
ペットボトルを忘れずに持参しましょう!!
熱中症にならないように気をつけながら楽しい夏休みにしてくださいね。