信州花暦 ( 椿 )
園芸研究家 矢澤秀成さん
椿
椿 2020.1月放送
この冬は暖冬とはいえ、一年で一番寒い季節となりました。
お花がとても恋しい季節でもあります。
椿は我が国を代表する花木で、不老長寿の霊木として尊ばれています。
しかし例年、長野では寒さが厳しく花が咲かないため『観葉植物』と
呼ばれています。
ところが、ようやく長野でも椿を咲かせる方法があることがわかりました。
12月の中旬、白い寒冷紗を椿に優しく巻きつけます。
椿を寒さから守るため、寒冷紗を二重に巻くのですが光を通すので
つぼみが落ちることなく生きています。
2月下旬~3月上旬に寒冷紗をとります。そうすると3月に椿の花を
咲かせることができます。
(※2~3月に花が咲く品種)
長野でも椿の花が春の訪れを告げる花になる日が来ると良いですね!
園芸作業
積雪がある場合には、屋根の雪が下に落ちてくることがあるので、
軒下には鉢物を置かないようにしましょう。
また、春を迎える準備として色々な花や植物の種を入手しましょう。
蒔く時期は種袋の裏をよく読んで、適した時期に蒔くようにしましょう。
その他には『今年はどんなガーデンを作ろうかな?』とプランを練るのも
良いですね。
矢澤秀成さんも宿根草や球根を組み合わせた植え替えがほとんどいらない、
剪定のみで良いような花壇を色々と考えているそうです。
春・夏・秋・・・と色々な花が咲くガーデン・・・
皆さんも今年のガーデンのプランをじっくり考えてみるのも楽しいですね。
矢澤 秀成さんからのメッセージ
インフルエンザが流行しています。自分は罹るはずがない・・・
とは思わずに、皆さんもうがい・手洗いをしっかりし、暖かくして
体調管理に気を付けてくださいね。