篠ノ井探訪
デジタル図書館
取材ノート
令和4年度から篠ノ井歴史の会など関係者が相談して、篠ノ井にデジタル図書館(略称)の開設準備が始まっています。
デジタル図書館とは?
正式な名称は『篠ノ井の史資料収集と電子化及び市誌編纂事業』と言います。簡単に言うと
1『篠ノ井市誌』を刊行し次世代に継承するために
2 地元の史資料を収集し
3 それらの史資料をデジタル化して活用する事業です。
篠ノ井市誌はなかったの?
長野市誌・松代町史・七二会村史・安茂里史・塩崎村史などと区誌は複数ありましたが篠ノ井市誌はなかったのです。
なぜ市誌がなかったの?
篠ノ井は特色ある七地蔵が合併を繰り返しその都度地域の貴重な史料が散逸し、まとまった市誌の製作に至らなかったのでしょう。
なぜ市誌が必要なの?
史実に基づく体系的な郷土史料の継承により、ふるさと篠ノ井を大切にする心を育むことにつながると確信しています。
なぜ今着手するの?
歴史の会では、十数年前から史資料収集と電子化を進めてきました。しかし閲覧する図書室が確保できないため会員同士の情報交換に留まっていました。昨年11月高沢産業株式会社の会長さんの英断により社会貢献事業の一環としてグリーンパレス東側の建物を借用することができたので開館準備が具体化した訳です。同社に感謝すると共に同社の繁栄を祈念いたします。
デジタル図書館の運営は誰がどのように進めるの?
篠ノ井地区住民自治協議会など関係の皆さんと協議中です。
いつでも誰でも利用できるの?
定期開館日は週1回(金曜日の予定)、それ以外は予約制です。自由に閲覧していただきたいのですが、安全管理や著者の許諾範囲があるので原則会員制を検討しています。
どんな特徴があるの?
地元の史資料を収集電子化し、原則全文検索可能にします。著者の許可があるものはデータ複写も可能になります。
今後の予定を教えて?
現在県の元気づくり支援金の申請をしています。今後は実行組織を立ち上げ資金集め、史資料収集、図書室の整備を進め年度内に開館を目指しています。皆様のご協力をお願いいたします。
(取材協力・篠ノ井歴史の会)