信州花暦　（　アリウム　）
　　
　　　　　　　　園芸研究家　　矢澤秀成さん

　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２２．９月放送

アリウム

　天高く馬肥ゆる秋・・・色々な食べ物が美味しい季節になりました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか？


≪アリウム≫　

　１０月下旬から１１月上旬までに来春の花の球根を植え付けます。
王道のチューリップやクロッカスも良いですが、ネギ属の『アリウム』もおすすめです。
　派手さは無いですが、よく観察すると小さな花の集合体になっており、球体状にひろがり、とても生命力がありパワーを感じることができます。

アリウムには色々な品種があり、とても小さなものから大きなものまであります。色も黄色・白・ピンク・紫・赤・・・と色々な種類があります。

　信州では霜に当らないように、少し深め（地面から５～６ｃｍ下）に植え付けます。

　アリウムにはアリシンが含まれ独特の匂いがあるため、虫がつきにくく病気にも強いのでとても育てやすいのが特徴です。
花の時期はチューリップの花が終わる頃から６月上旬にかけてです。チューリップやクロッカスの球根と一緒に植え付けても良いですね。


　
園芸作業

　来春はどんな花壇にするのか図面を描いて栽培計画を立ててみましょう。そして、１０月下旬～１１月上旬までには来春の花の球根を植え付けましょう。
　また、宿根草類の花が終わり、種がついていると思います。是非、採種をして冷蔵庫などに保管し、来シーズンその種を蒔いてみましょう！！