篠ノ井有線放送

信州花暦 

( 冬至・カボチャ )
  
        園芸研究家  矢澤秀成さん

冬至・カボチャ

                  2022.12月放送

冬至・カボチャ


 12月22日は冬至・・・1年で昼間の時間が一番短く、夜が一番長い日・・・

 昔から、冬至にゆず湯に入ると風邪をひかない、冬至にカボチャを食べると風邪をひかない・・・と言われていますが、皆さんはゆず湯に入ったりカボチャを召し上がったでしょうか?

 冬至を過ぎると、日照時間が次第に長くなっていきます。冬至を過ぎたからと言ってすぐに暖かくなるわけではありませんが、もう少しすると暖かな春がやってくると思うと、厳しい寒さも何とか乗り越えられそうですね。

 冬至に食べられるカボチャにもたくさんの種類があります。韓国系の長いカボチャや栗カボチャ。皮が緑色の一般的なカボチャやの他にも白・オレンジのものもあります。
 この機会に色々なカボチャを食べ比べてみるのも楽しいですね。

 今シーズンは、コロナに加えてインフルエンザも流行りはじめています。
昔の人は、風邪でのどが痛くなると焼いたネギを手拭いで喉に巻いていました。ネギに含まれるアリシンの成分が効いて、喉の痛みを和らげたり、鼻の通りをよくするようです。
 風邪のひきはじめに一度試してみるのもありかもしれませんね。
 

もみの木

 今年のクリスマスにもみの木は飾られましたか?
根のついているもみの木は、一回り大きめの鉢に植え替えてしっかり管理してまた来シーズンも楽しめるようにしましょう。
 地面に植えてしまうと、大きくなり過ぎたり枯れてしまったり・・・ということもあるので、鉢植えで管理すると良いですよ。

 コロナ禍ではありますが(感染対策に気を付けながら)、クリスマスにもみの木を飾り付けて家族や近所の人たちと集ったり、お正月に普段会えない人たちと集い、お話をすることで心の交流を深めて心身ともに温まることができると良いですね。



園芸作業

 雪の対策をまだされていない方は、今からでも良いので落葉樹に寒冷紗を巻いて縄でしばるなどの対策をしてあげましょう。



矢澤秀成さんからのメッセージ

 今年も放送をお聴きいただき、どうもありがとうございました。
年末年始は今年のことを色々と振り返ったり、来年はこんなことをしてみたいとか、こんな植物を育ててみよう・・・などとインターネットで検索したりしながら暖かな春を楽しみに待ちましょう!