信州花暦
( 熱中症対策・夏の植物の管理 )
園芸研究家 矢澤秀成さん
熱中症対策・夏の植物の管理
2023.8月放送
熱中症対策
暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
日頃から園芸作業をするときには、しっかり熱中症対策をしている矢澤さんですが、今年、既に2回熱中症になってしまったそうです。
熱中症にならないためには、どんなことに気を付けたら良いのでしょうか?
・空調服・麦わら帽子・首にタオル・ネッククーラー・首にかける扇風機
などを身につける
・一人で作業をしない
・喉が渇く前に水分補給をする
・適度に休憩を取る
・携帯電話・スマートフォンなどを身に着けておく
などがあげられますが、体調をしっかり整えておくことが最も大切です。
園芸作業中に、足がつるなど少しでもおかしいな・・・と感じたら、無理をせず、引き上げて涼しい場所で水分を摂り、ゆっくり休みましょう。
夏の植物の管理
人間もこの暑さでバテバテの状態ですが、植物も同様にバテバテの状態になっています。
コンクリートの上に植木鉢を置いている場合は、すのこ等を下に敷いて少し空間を作りましょう。又、朝晩コンクリートに水を撒いて冷やしてあげると良いですね。
西日が当たるところに植物を置いている場合は、日陰に移動させましょう。
水やりの時間としては、早朝6時ぐらいがベストです。植物が水を給水するまでには2時間ぐらいかかります。それより遅い時間になってしまうと植物が給水する前に、植木鉢の中の水がお湯になってしまい、根が暑さでやられてしまいます。
早朝の水やりができない方は、夕方にやるようにしましょう。
また、植木鉢に腐葉土を3cmぐらい敷き詰めたり、白い石を敷き詰めるなどして根鉢を守ってあげると暑さ対策になります。
矢澤秀成さんからのメッセージ
暑い盛りでも、植物への水やりや剪定作業などやらなければならないことがあります。
園芸作業をする時は、男性でも肌に日焼け止めを塗りましょう。何の対策もしていないと何年も経ってからシミになってしまいます。
熱中症対策をしっかりしてこの暑い夏を乗り切りましょう!