信州花暦
( 寄せ植え )
園芸研究家 矢澤秀成さん
寄せ植え
2024.4月放送
寄せ植え
園芸作業や農作業がはかどる季節となりました。
毎年、5月になると矢澤さんは色々なところで『寄せ植え』の講習会を開くそうです。
寄せ植えを作る時、最初に花の苗を選びがちですが、まずはどの鉢に植えるのかを決めましょう。
ご自身の家にある鉢やプランターを見て、『この鉢(プランター)に植えよう!』と決めたり、園芸店でおしゃれな鉢を選んだり・・・
そして、その鉢の深さや横幅に合った苗や球根を選ぶようにしましょう。
最近では、少し厚手のプラスチックのプランターの人気が高いようです。
横幅が広いプランターを選んだ場合は、横に広がるタイプのペチュニアの寄せ植え。縦に深さのある鉢やプランターを選んだ場合は、夏に咲くクルクマやゼフィランサス・玉すだれなどの球根を選んで植え付けてみるのも良いでしょう。
白い花をメインに薄い水色を合わせて、涼しげな寄せ植えを作ってみるのも良いですね。
今月の園芸作業とポイント
これからどんどん暑くなります。これから購入し育てる場合は、暑さに強い植物を選ぶようにしましょう。
そして、水やりは常に湿った状態にするのではなく、土の表面が乾いて葉っぱが少し萎れてきた頃にたっぷりあげるようにしましょう。
害虫も増えてくる季節です。まずは、ご自身の虫対策をしましょう。
園芸作業をする時は、長袖・長ズボンを着用し、頭には帽子・首にはタオルや手拭いを巻くようにしましょう。
そして、植物の害虫対策ですが、毛虫などは見つけたらすぐに捕殺するようにしましょう。
または、農薬を使い害虫の防除をしましょう。
スプレー式の殺虫剤には抗菌剤が入っているものも多いので、植物の病気の予防にもなります。
矢澤秀成さんからのメッセージ
矢澤さんは、ここ数年毎年熱中症になってしまったそうです。
皆さんも無理は禁物です。前日睡眠不足だった場合や、疲れが溜まっていたり、体調がすぐれない場合は絶対に無理をしないようにしましょう。
『作業をやめる勇気』も大切です。