取材ノート
「JAアワーより」
~おやつやおつまみに最適!
おいしい枝豆を食べるコツ~
JAグリーン長野 生活課 藤澤瑞穂さん
今月のJAアワーは『おやつやおつまみに最適!おいしい枝豆を食べるコツ』をテーマにお話します
毎日暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今月は『おやつやおつまみに最適!おいしい枝豆を食べるコツ』をテーマにお話します。
ビールのお供に、子どものおやつに、ついつい手が伸びる枝豆。皆さんはどのように調理していますか?今回は、うまみと甘みを引き出すためには、どのように下ごしらえし、調理したらよいのかなどをご紹介します。
まずはじめに、枝豆の調理の定番といえば、『塩茹で』を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、塩のふり方や火の通し方で、おいしさや風味に明らかな差が出ます。そこでどんな調理法や下ごしらえをすれば、枝豆がより美味しくなるかをご紹介します。
一つ目に調理法です。皆さんは枝豆を調理する際、大量のお湯でゆでていますか?鍋に大量の湯を沸かし、枝豆200gを入れ、強めの中火でフタをせずに5分加熱する方法だと、旨味が流れてしまいます。調理する際は、フライパンに枝豆200gと水2分の1カップを入れ、フタをして火にかけ、弱火で10分加熱する方法で調理すると、豆の甘みやうまみを強く感じることができます。
二つ目に下ごしらえです。枝豆のさやの両端を切らずにそのまま調理するより、さやの両端をキッチンバサミで切ってから蒸し茹でにすると、えぐみが洗い流され、旨味が強く感じられます。塩を入れて茹でると、より塩味を強く感じます。一つ一つ両端を切るのは手間ではありますが、一度試してみてください。
三つ目に塩です。ほとんどの皆さんは調理する際、枝豆に塩をふっているかと思います。塩をふるタイミングでまた味も変わってきます。調理する前に、200gの枝豆のさやの両端を切ったものに、塩小さじ1をふり、冷蔵庫に1~2時間置きます。冷蔵庫から出して軽く洗い、蒸し茹でにすると、旨味と甘みがより引き出されます。冷蔵庫から出し、塩が多く残っていると、フライパンを傷めてしまうので、軽く洗ってからフライパンに入れましょう。
また、塩を蒸し茹での前でなく、蒸し茹でした後に塩小さじ4分の1をふり混ぜると、パンチの効いた味になり、お酒のおつまみに最適です。
四つ目に冷まし方です。茹でた枝豆を水にさらして冷ますと、冷めすぎてしまうのと、さやが濡れていて水っぽくなります。冷ます際はうちわで仰いで冷ますと、余計な水分が蒸発して、水っぽさがなくなり、甘みが強く感じられます。ザルにあげたまま放置していると、余熱で豆がやわらかくなるので注意です。
五つ目にビールのお供にするなら、蒸し焼き+後塩です。先ほどご紹介した調理法で塩をふって蒸し茹でにしたあと、フタを取って水分を飛ばし、さやの表面が少し焦げるまで焼きます。火を止めて器に盛り、塩をふると、アルコールにピッタリのパンチのある味わいが楽しめます。
ぜひ皆さんもこの方法で枝豆を楽しんでみてください。
最後に、食べきれないほどたくさん枝豆を収穫できた時に作っていただきたい、簡単『枝豆ポタージュ』の作り方をご紹介します。枝豆のうまみをぎゅっと凝縮し、朝食にピッタリの『飲む枝豆』です。
材料は4人分です。
・枝豆(さや付き) 600g
・タマネギ 小1個(約160g)
・牛乳 400ml
・オリーブオイル 小さじ2
・塩 少々
作り方
1.枝豆は洗って、フライパンに入れて水300mlを加え
フタをして弱火で10分蒸し茹でにします。うちわで仰
いで冷まし、枝豆をさやから出し、飾り用に8粒とって
おきます。
2.鍋にオリーブオイルを熱し、薄切りにしたタマネギを炒
めます。
3.ミキサーに1と2と牛乳200mlを入れ、攪拌します。
4.鍋に3と残りの牛乳を入れ、弱めの中火でかき混ぜなが
ら温め、塩を加えます。
5.器に盛り、枝豆を飾り、分量外のオリーブオイルをたらし、
完成です。
たくさん収穫して困った際に作ってみてください。