取材ノート
「JAアワーより」
~ながらケアで冬の肌トラブル対策をしよう~
JAグリーン長野 生活課 藤澤瑞穂さん
今月のJAアワーは『ながらケアで冬の肌トラブルを対策しよう』をテーマにお話します。
乾燥が気になるこの季節、肌トラブル対策をしたいけれど、なかなかケアする時間を確保できないという方もいらっしゃいますよね。そこで今回は、時間がないという人にピッタリのながらケア方法を四つご紹介します。
まず一つ目、顔がバリバリと乾燥してしまう方にオススメな、蒸しタオルケアです。年齢を重ねるにつれ、皮脂は分泌されにくくなります。若いころと同じようにゴシゴシ顔を洗うと、必要な潤いが失われ、肌トラブルにつながります。そこでご紹介するのが、朝のアロマ蒸しタオルです。温めることによって血行が促進され、顔色も良くなります。目ヤニなどの軽い汚れも落とせますし、なによりアロマの爽やかな香りで気分の良い一日をスタートできます。
用意するものは
・スチーム用又は顔や体に塗るタイプのアロマ
・フェイスタオル
・洗面器
使用方法は、洗面器に42℃くらいのお湯を張り、アロマを2~3滴たらし軽く混ぜまず。混ぜたお湯にタオルを浸し、全体が濡れたらしっかりと絞ります。鼻と口は呼吸ができるように空けて、顔全体を当てましょう。
顔にタオルを当てたあと、まだ洗面器のお湯が温かければ、もう一度タオルを浸して絞り、デコルタや首にあててケアしましょう。
二つ目に、手がガサガサしている方にオススメな手袋パックです。冬の手荒れ防止対策として、ゴム手袋を付けて水仕事をしている人もいるのではないでしょうか。でもそれだけだともったいないです。お湯のスチーム効果を利用して、洗い物をしながら手のトリートメントをする方法があります。
用意するものは
・ゴム手袋
・ビニール手袋
・オリーブオイル
・ハンドクリーム
オリーブオイルを手からゴム手袋で覆われる腕の部分まで塗ります。次に薄手のビニール手袋をはめ、その上からゴム手袋をはめます。手袋をはめたら、食器洗いなどの水仕事を行います。42℃くらいのお湯を使って食器を洗うと、スチーム効果がアップします。水仕事が終わったら手袋をはずして、仕上げのハンドクリームでさらに保湿しましょう。
時間に余裕があれば、オリーブオイルを塗る前に、スプレータイプの化粧水を手にかけておくと、成分が浸透しさらに透明感が高まります。
三つ目に、指にささくれが良くできてしまう方にオススメな、ティッシュパックです。家事の後の休憩タイムにティッシュパックで潤いを集中補給しましょう。ささくれができてしまうほど手指の乾燥が進んでいる人は、朝昼晩と一日3回のティッシュパックをすると、一目で変化が分かるほど潤い度がアップします。
用意するものは
・ティッシュペーパー
・スプレータイプの化粧水
・ハンドクリーム
・ビニール袋
・輪ゴム
・はさみ
手の甲にティッシュペーパーをのせて、まんべんなく化粧水をスプレーします。ティッシュペーパーが透き通り、滴が落ちるくらいにたっぷりとかけましょう。すべての指と指の間の中央にハサミを入れ、指の付け根あたりまでティッシュに切り目を入れ、ティッシュペーパーを指一本ずつしっかりと巻き付けます。この際、ケガをしないよう気を付けてください。ここまで両方の手に行ったら、手にビニール袋をかぶせて、手首部分を輪ゴムで留めます。両手ともビニール袋をかぶせたら、5分ほど置きましょう。ビニール袋を外し、仕上げにハンドクリームを塗ります。
ビニール袋をかぶせたまま長時間置くと、ティッシュペーパーに手の水分が吸い取られ、乾燥を招いてしまいます。必ず5分ほどでビニール袋を外しましょう。
最後に四つ目に、カチコチかかとの方にオススメな、お休み前のスクラブケアです。寝る前のリラックスタイムは美肌には欠かせないものです。カチコチになったかかとをほぐしてケアしてあげましょう。やすりを使ってもいいのですが、肌への刺激が強すぎる場合もあるので、今回は食材を使ったスクラブで簡単にできるかかとケアを紹介します。
用意するものは
・ヨーグルト おおさじ1
・粗塩 小さじ2
・はちみつ 小さじ1
・ボウル
・スプレータイプの化粧水
・タオル
・ボディークリーム
ボウルにヨーグルトと粗塩・はちみつを混ぜてスクラブを作ります。スクラブを手に取り、かかとに指先を当て、くるくると動かして古い角質を落としていきます。かかとに余ったスクラブをタオルで拭き取りましょう。このとき、タオルを濡らしておくとスムーズに拭き取れます。スクラブで柔らかくなった肌に化粧水をスプレーして保湿します。化粧水の上からクリームを塗り重ねて、水分をクリームで閉じ込めましょう。スクラブしても角質が固く感じる人は、尿素入りのクリームを使うと良いでしょう。また、塗ったクリームを浸透させるため、靴下を履いて寝るのがオススメです。このとき、肌を圧迫しないように靴下はゆるめのものを履きましょう。
いかがでしたか。冬が明けた春や夏に向けて、今からしっかりお肌のケアをして、若々しいお肌を目指しましょう。